時間の生き方1問1答
Q1.谷島さんが考える「豊かな暮らし」とは?
仕事も住まいも、自分の心の声に正直に生きること。ひとつひとつの選択に意思をもつこと。余裕をもつことが豊かな暮らしではないかと考えています。20代の頃は、自分が好きなものよりもブランド名がついていればそれで良かった時期もあったのですが(笑)。他人がどう評価するかよりも、自分はどうしたいのか。住まいはもちろんのこと、インテリアやちょっとした小物も同様に意思をもって選んでいます。
子育てについても同様のスタンスで考えていて、仕事と子育てのバランスを決めるのは自分である、ということは常に意識をしています。今の時期は仕事も大事だけれど、子供と一緒にいる時間も大切だと考えているため、時短勤務を実行しています。とはいいつつ、自分自身のコンディションがよくないと、保育園に預けるのはかわいそうなど、他人の意見に左右されることもあるので、ブレない心を持つため修行中です(笑)。
私の場合、自分がやりたいこと、重点を置きたいことに注力しすぎると他がおざなりになる傾向もあるため、仕事でもプライベートでも積極的に他人の助けを借りるようにしています。あと、頑張りすぎないこと。常にちょっとだけの余裕を持って生活するようになりました。これは子育てをしている中で、ママが倒れてしまうと家族が一気に崩壊してしまうため、意識するようになりました。起業したばかりの頃は、仕事が100%で余裕をもつなんて発想はなかったかもしれません。
Q2.今後の目標やそれに向けた取組みなどはありますか?
今年で会社を起業して10年目になります。次の10年に向けて新たなチャレンジとしては、今まで積み上げてきた弊社の不動産会社であり設計事務所である経験を活かし、地元が抱える空き家問題に着手したいと考えています。その第一歩として、スタッフ皆で私の故郷でもある佐賀への視察旅行を予定しています。そこでは、「不動産」「デザイン」に加え、「コミュニティーの形成」にも力を注ぎたいなと考えています。公私混同ではありますが、子供たちに今の都会の暮らしだけではなく、田舎の暮らしも両方経験させてあげたいという思いもあり、また、祖父母や友人たち等、幅広い年齢の人たちとのふれあいも期待しています。
Q3.人生という自由時間、どう使う?
一番楽しいのは新しいことにチャレンジしている時です。会社のミッションにも掲げていますが「不動産とデザインで新しい暮らしを創造する」ことに喜びとやりがいを感じています。自分がワクワクすることに全ての時間を使いたいし、一緒にワクワクできる家族や仲間と一緒に人生を楽しみたいです。
著書「ビギナーのための賢い家のつくり方 中古を買って、リノベーション。」(東洋出版)
リノベーションの指南書として活用して欲しい一冊。
センスよくアレンジメントされたドライフラワー。瓶に入れたり吊るしたりなど、ディスプレイにもこだわりが。
恵比寿に構えた事務所は、もちろんリノベーション。スタッフと共に創り上げたスタイリッシュで落ち着いた空間が広がる。
仕事も子育てもパワフルにこなす谷島さん、
本日はありがとうございました。
谷島さんが経営する
株式会社Style&Deco 公式サイト(http://www.style-and-deco.com/)
中古物件×リノベーション支援サイトEcoDeco(http://www.ecodeco.biz/)
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